22/08/2026
【10歳からのあなたへ】ここからが、いちばん充実する
――「もう歳だから」の、その先へ。
10歳。
よく、ここまで
一緒に歩いてきましたね。
この年齢になると、
「もう歳だから」という言葉で、
いろいろなことを、
諦めてしまいがちです。
でも、犬の幸せの総量は、
歳をとっても、減りません。
ただ、形が変わるだけです。
そして、ここからが本題です。
犬は、痛みや不調を、
最後まで隠します。
隠しきれなくなって、
初めて、表に出る。
だから、それに気づけるのは、
毎日そばにいる、
あなただけなんです。
まず、見てあげてほしいことがあります。
食べ方や、水の飲み方。
立ち上がる時の、最初の一歩。
寝る場所と、寝ている時間。
段差や滑る床を、避けていないか。
呼吸や、いびき。
体を触った時の、左右差。
おしっこや、うんちの様子。
どれも、特別な検査ではありません。
毎日の暮らしの中で、見えるものです。
その小さな変化こそが、
「なんかいつもと違う」。
大きな異常の端っこを、
犬が隠しきれなくなった時に、
やっと見えてくるものです。
気づいたら、早めに。
そのうえで、今日からできることを。
滑らない床にする。
段差を低くして、スロープを用意する。
短くても、心地よい散歩を続ける。
触れるケアを、毎日の日課にする。
食事を、その子に合わせていく。
代謝が落ちたからと、
ただ食事を減らすのではなく、
食べやすさと質を、その子に合わせる。
できないことを嘆くのではなく、
できることを、残していく。
減らすより、合わせる。
それが、10歳からの毎日を、
充実させていきます。
そして、この時期を充実させるために、
準備しておいてほしいことがあります。
ここまで育ててきたケアの文化を、
絶やさないこと。
「その子の普通」を、記録しておくこと。
半年前の、その子と比べること。
かかりつけの獣医師と、つながっておくこと。
診断と治療は、獣医師と。
毎日の心地よさは、あなたと、私たちで。
気になる症状がある場合は、
まずかかりつけの獣医師へ。
どんなふうに、この子の時間を
満たしてあげたいか。
今日という一日を、
後悔なく、選び続けること。
それが、いちばんのしあわせに
つながっていくと、僕は思います。
今の体を、正確に知りたい方は、
プロのボディチェックから。
犬道 年齢別の道しるべ ⑤10歳〜 体編
これまでも、これからも。
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