05/07/2026
「オスは子猫を産まないから、手術しなくていい」
その言葉が、どれだけの命を苦しめているか、知ってほしいのです。
メス猫1頭は、1年で20頭以上に増えると言われます。
そして、その繁殖の引き金を引くのは
——未手術のオスです。
2026年6月16日〜19日の4日間。
どうぶつ基金病院 都城では、164頭の猫の不妊手術を行いました。
そのうち、妊娠していたメス猫は24頭。
おなかに宿っていた命は、91頭。
この91頭という数字を、どうか責めないでください。
生まれることのなかった命です。
もしほんの少し早く不妊手術ができていれば、
メス猫が妊娠することもなく、
悲しい命が宿ることもなかったのです。
もし、この子たちが生まれていたら
あたたかい家庭に恵まれ、幸せになっていたかもしれません。
でも、それはほんの一握り。
外で生まれた子猫の多くは、苦しみながら育ち、
やがてまた子を産み、その子もまた苦しむ——。
そんな悲しい連鎖が、今も繰り返されています。
苦しむために生まれてくる命を、これ以上増やさないこと。
それが、いま私たちにできるいちばんのやさしさです。
たった1頭のオスが、数えきれないほどの「生まれてすぐ消えていく命」のきっかけになってしまう。
日本では今も、年間およそ4,900頭もの猫が殺処分され、その多くが生まれて間もない子猫たちです。
「手術はかわいそう」
本当にかわいそうなのは、生まれてもすぐに飢えや病気で消えていく命
そして冷たい場所で最期を迎える命ではないでしょうか。
オス猫の去勢は、その子を傷つける行為ではありません。
これ以上、悲しい命を生まないための、いちばんやさしい選択です。
オス猫だからこそ、手術を。
その一歩が、たくさんの未来を救います。
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