05/07/2026
こんにちは!
王子ペットクリニックです!
乳糜胸に対して胸腔鏡下手術を行いました!
乳糜胸とは、リンパ液(乳糜)が胸の中に溜まってしまう病気です。胸腔内に乳糜が貯留すると肺が十分に膨らむことができず、呼吸が苦しくなったり、運動を嫌がったりするなどの症状がみられます。
内科治療や胸水の抜去で改善しない場合には、外科手術が適応となることがあります。
当院では、症例を選択したうえで胸腔鏡下での乳糜胸手術を行っています。
胸腔鏡手術は小さな傷口からカメラと専用の器具を用いて行うため、開胸手術と比較して体への負担が少なく、術後の痛みの軽減や回復の早さが期待できる低侵襲な治療法です。
また当院では、ICG(インドシアニングリーン)蛍光法を併用しています。ICGを投与し、近赤外線カメラで観察することで胸管をより明瞭に描出できるため、胸管の走行を確認しながら、より確実な胸管結紮を行うことが可能です。
乳糜胸の手術では、ICG蛍光法を活用して胸管を確認したうえで胸管結紮を行い、あわせて心膜切除を実施しました。手術後は胸腔内の状態を十分に確認し、胸腔ドレーンを設置して安全に管理を行いました。
乳糜胸はすべての症例で手術が必要になるわけではなく、原因や病態によっては内科治療や開胸手術が適している場合もあります。
乳糜胸や胸腔鏡手術についてご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。
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